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鏡ヶ城(福島県喜多方市) [古城めぐり(福島)]

DSC01756.JPG←主郭北辺の土塁と堀跡
 鏡ヶ城は、戦国大名葦名氏の四天宿老の筆頭、平田氏の居城である。会津に入封した葦名直盛に従って入国した平田光範が1384年に築城し、累代の居城となった。複郭式の平城で、会津北辺の重要拠点として重きを成したという。後に摺上原の合戦で伊達政宗に敗れて葦名氏が滅亡すると、もともと葦名氏家中で伊達派であった平田氏は政宗に降伏。更に時代が下って、会津が上杉氏の領国となると上杉氏に出仕。関ヶ原後に上杉氏が米沢に減封されると、それに付いて米沢に移り、米沢藩士として幕末まで続いた。
 現在の源太屋敷集落が、ほぼそのまま鏡ヶ城の遺構の中に納まっていると考えられるが、明確に残っているのは、主郭北辺の土塁と堀跡だけで、その他はほとんど湮滅している。多少周囲との高低差や、曲輪間の堀跡と思しき跡も散見されるが、集落の宅地の中なので、詳細に縄張りを追うことはできない。それでも北田城などと比べれば、城の面影を追うことができるだけ、良しとするべきであろうか。
曲輪間の堀跡?→DSC01765.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/37.620554/139.885998/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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