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御前原城(栃木県矢板市) [古城めぐり(栃木)]

DSC03194.JPG←西虎口と土橋
 御前原城は、治承・寿永年間に塩谷頼純により築かれたと言われている平城である。しかしその後、塩谷氏は西に3km程の場所にあり矢板市内を一望できる要害性の高い川崎城を築いて本拠を移し、御前原城はその支城として機能したようだ。
 城跡はシャ-プの工場群のど真ん中に主郭だけが残っている。(ちなみにこの町の名前は早川町という。シャープの昔の名前の早川電気に由来する。)複郭の城であったが、主郭以外は駐車場や工場敷地に変貌してしまっている。しかし主郭に関しては遺構が非常に良く残っており、ほぼ正方形に近い曲輪の四周を囲む土塁と堀跡が見事で、一部には土橋跡も見られる。主郭内部は公園となっているが、仕切り土塁と思われる跡や堀跡(池跡?)と思われる窪地なども散見され、事前の想像以上に良い城跡である。主郭南にも、曲輪跡らしき小さな敷地が残っているが、主郭以外でなぜここだけ残したのかよく分からない。

 お城評価:☆☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.788890/139.944706/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0

 なお、訪城当日は先に川崎城を訪れたのだが、生い茂る雑草と蛇とクモの巣に撃退され、撤退を余儀なくされたので、そちらは冬に堀江山城と合わせて再度攻略したい。
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