木曽殿屋敷(埼玉県嵐山町) [古城めぐり(埼玉)]
木曽殿屋敷は、木曽義仲の生まれた地とされている。大蔵に館を構えた源義賢は、鎌形に下屋敷を設け、小枝御前を住まわせ、生まれたのが義仲であると言う。近くの班渓寺には門前に「木曽義仲公誕生之地」の碑が建てられ、境内には義仲の室、山吹姫の墓が残る。また北東に200~300m程のところにある鎌形八幡神社には、義仲産湯の清水が残る。
木曽殿屋敷は、都幾川に臨む傾斜地で現在竹林となっており、明確な遺構は確認できない。すぐ横が班渓寺なので、境内が屋敷地跡なのかもしれない。また鎌形八幡神社の境内には、わずかに堀跡らしき地形が見られる。何らかの遺構がどうかは定かではない。城館としての遺構の価値はないが、木曽義仲ゆかりの地として情緒ある遺跡である。
お城評価(満点=五つ星):☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.021961/139.309130/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:居館
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