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瑞龍寺(富山県高岡市) [神社・仏閣めぐり]

IMG_3823.JPG←瑞龍寺の山門
(2003年10月訪問)
 瑞龍寺は、加賀前田家3代前田利常が造営した大伽藍である。利常は名君の誉れ高く、一方で幕府の警戒を恐れて自ら深く韜晦し、加賀藩の基礎を磐石なものとした。また仁君でもあり、庶弟の自分に位を譲ってくれた兄利長に対する追慕の念が深く、利長の死後、兄の菩提を弔うためにこの大伽藍を造営した。
 瑞龍寺の伽藍は、伽藍自体の大きさは驚くようなものではなく、むしろ加賀百万石の築いた寺と考えれば小さいと考えた方がよいかも知れない。この程度の規模の寺社建築物は、北陸では珍しくはない。しかし、山門・仏殿・法堂を一直線上に配置した構成美とそれを取り巻く広大な空間がすばらしく、京都の寺社とは大いに趣を異にしている。そしてこれらの建築物は、富山県内で唯一の国宝建築となって現在に至っている。
 なお境内には、織田信長・信忠親子や前田利家・利長親子の分骨廟も置かれている。歴史好きの方には必見であろう。

 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.735583/137.010498/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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コメント 2

fuzzy

りっぱな造りの寺社ですね、瑞龍寺知りませんでした。さすが加賀百万石と感じさせてくれます。城巡りより私は神社仏閣巡り派です、行ってみたい瑞龍寺です。
by fuzzy (2010-01-02 11:20) 

アテンザ23Z

>fuzzyさん
関東などより文化的にもはるかに京に近い北陸は、
大規模な寺院が多くびっくりします。
寺社めぐりで北陸旅行なんていうのもなかなかいいと思います。
by アテンザ23Z (2010-01-02 12:02) 

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