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下原城(埼玉県秩父市) [古城めぐり(埼玉)]

DSC09032.JPG←屈曲する土塁と空堀
 下原城は、金仙寺城とも言い、荒川右岸に築かれた城である。城主は橋久保大膳守とも大久保主馬とも言われているが定かではないと言う。
 下原城は、荒川とその支流の押堀川の合流地点の河岸段丘の先端部分に築かれた小規模な城で、先端部を区画する土塁と空堀跡が残っている。しかし空堀は、伐採した木で埋まっている為、その規模は良くわからない。土塁は数ヶ所屈曲して横矢を掛け、虎口も2ヶ所形成されている。城内は荒川沿いに2段の高さに別れているが、これは意図してそうしたわけではなく、元からの地形をそのまま利用したものである。
 規模が小さすぎる為、戦国後期にこの地方を押さえていた小田原北条氏が築いたとは考えづらく、おそらくは北条氏進出以前からこの地を領した土豪の居館が戦国末期まで存続したものだったのだろう。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.988329/139.070166/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:中世崖端城
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