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江戸城外郭 その3(東京都) [古城めぐり(東京)]

DSC02186.JPG←お茶の水橋から見る外堀(神田川)
 5月後半に都内に行く出張があり、ついでに江戸城外郭の内、昌平橋~御茶ノ水~水道橋に至る区間を訪れた。この区間は、外堀を兼ねた神田川以外には遺構らしい遺構はないので、ただの史跡めぐりのようになってしまっている。尚たまたまであるが、ここ数年、毎年5月になると江戸城外郭を歩いている気がする・・・。

<筋違御門>
 秋葉原の昌平橋と万世橋の間には、かつて筋違御門という城門があった。他の城門と同様、石垣で枡形が築かれた立派な城門だったと想像されるが、現在では市街化によって完全に湮滅し、それらしき遺構はない。ただ神田川の流れが残るだけである。解説板が立っているが、それに拠ればこの門を通る道は「御成道」と呼ばれ、徳川将軍が寛永寺への墓参りの際に通った道だという。
DSC02172.JPG←昌平橋から見る筋違御門付近

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.697926/139.769622/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1

<昌平橋>
 古くから掛けられた橋で、その架設は寛永年間(1624~44年)と伝えられている。江戸を将軍の御座所である中心都市として大々的に整備した中で掛けられた橋だったのだろう。しかし筋違御門とは50m程しか離れておらず、筋違御門との関係はどうなっていたのだろう・・・?
昌平橋の解説板→DSC02173.JPG

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.698467/139.768850/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1

<御茶の水>
 JR御茶ノ水駅のすぐ西隣、お茶の水橋たもとの交番脇に「御茶の水」の湧き水と石碑が残る。こんなところ、今まで何度も通っているのにこんな石碑があるのは知らなかった。慶長の頃に良い湧き水が出るということで、近くにあった高林寺という禅寺で供されたと言う。
DSC02265.JPG←お茶の水の湧き水跡

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.699895/139.763185/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1

<神田上水懸樋跡>
 江戸時代、神田川に木製の樋を架けて神田上水の水を通し、神田・日本橋方面に給水していた。日本最古の都市水道である。水道橋の名の由来であり、神田川沿いに石碑が残っている。
神田上水懸樋の石碑→DSC02256.JPG

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.701812/139.756984/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1

※過去の江戸城外郭めぐりについては、こちらこちら
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