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浅草御蔵(東京都台東区) [その他の史跡巡り]

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 浅草御蔵は、1620年に江戸幕府が置いた米蔵である。全国に散在する幕府直轄領(天領)から年貢米や買上米などをここに収納・保管した。大阪・京都二条の御蔵と合わせて、三御蔵と呼ばれ特に重要であったと言う。浅草御蔵の米は、主に旗本・御家人の給米用に供され勘定奉行の支配下に置かれた。
 尚、江戸中期から幕末まで、浅草御蔵の前側を「御蔵前」と言い、蔵米を取り扱う米問屋や札差の店が並んでいた。その存在は「蔵前」という地名として、現代まで残っている。
 各地のおやっと思う地名にはなにがしかの由来があるものだが、蔵前と言う地名にこういう由来があることは今回始めて知った。今では蔵前橋の袂の道端に石碑が建っているだけであるが、古い江戸の町に関わる地名と言うものもなかなか興味深い。広大な倉庫群が建ち並んだ場所だっただけあって広い平地があったので、現在はそれを利用して、下水道局や蔵前高校など大型の公共施設が立ち並んでいる。

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.701464/139.792614/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
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