SSブログ

塚野目城(福島県国見町) [古城めぐり(福島)]

DSC00447.JPG←堀跡と土塁跡
 塚野目城は、伝承では信夫庄司の大鳥城主佐藤基治(奥州藤原氏の重臣で、源義経の家臣佐藤継信・忠信兄弟の父)の家臣塚目太郎正則の居城と言われている。天文の乱の際には、伊達晴宗が大波二郎に与えた書状に「塚目名代前の如く進投す」とあり、大波二郎が塚目城主ではなかったかと推測されている。いずれにしても、塚野目城があるのは桑折西山城にも程近い伊達氏の勢力圏の真っ只中であるので、伊達氏家臣の居城であったと考えられる。
 塚野目城は、畑の中に方形に近い微高地があり、それが城跡である。土塁は湮滅し、周囲の堀も埋められているが、その痕跡は明瞭で、耕地化した際に土塁を切り崩して堀を埋めたものであろう。曲輪の形状は、完全な方形でなく、北東角と北西角がやや丸みを帯びていて、特に北西側では完全に円弧状の形状となっている様だ。単郭の居館であったものだろう。東側の土塁上には立派な石碑が建っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/37.862242/140.547699/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント