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藤倉館(福島県会津若松市) [古城めぐり(福島)]

DSC03403.JPG←水堀と土塁
(2010年12月訪城)
 藤倉館は、佐原十郎左衛門尉義連の孫藤倉三郎左衛門盛義が築いた居館と言われている。源頼朝の奥州合戦に参加し、軍功によって1192年に会津の地を賜った三浦氏庶流の佐原義連は、この地に勢力を扶植し、孫の代に猪苗代城主猪苗代氏、北田城主北田氏、黒川城主葦名氏、青山城主加納氏、新宮城主新宮氏らを輩出した。藤倉氏も同族とされる。室町・戦国期の藤倉氏の歴史は定かではないが、応永・永享年間(1394~1441年)に、葦名氏が北田氏・新宮氏らを滅ぼしたのと相前後して、藤倉氏も葦名氏に滅ぼされたと推定されている。一説に藤倉氏は、葦名氏の重臣で摺上原の合戦でも最後まで戦って討死した金上氏の祖とも言われている。
 藤倉館は、現在民家となっているが、周囲に土塁と水堀が良好に残っている。単純な方形単郭居館である。北東の土塁上には稲荷神社があり、三郎盛義の勧進と伝えられているそうだ。
 尚、館の東方には源義経縁の皆鶴姫の墓や駒繋石、暦応の碑などの史跡が残る。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/37.533637/139.934160/&base=std&ls=std&disp=1&lcd=red&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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