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金比羅山砦(東京都八王子市) [古城めぐり(東京)]

DSC04272.JPG←竪堀らしき跡
 金比羅山砦は、小田原北条氏が築いた八王子城を防衛する周辺砦群の一つである。小仏峠に通じる街道の入口に当たり、甲斐武田氏の武蔵侵入を監視し阻止する為に物見の兵が置かれたと思われる。近くには、初沢城廿里砦があって、連携して八王子城防衛網を構築していたと考えられる。
 金比羅山砦は、その名の通り金比羅山に築かれている。金比羅山は2つのピークで構成され、高い方のピークに主郭があったと考えられるが、現在は神社が置かれて改変されており、主郭の遺構は明確にはできない。第二のピークにも平場があり、その下方にも腰曲輪らしい平場が存在する。堀切は明確には確認できないが、尾根の北側に、竪堀らしき跡が2本程確認できる。その他に虎口らしき地形も確認できるが、後世の改変の可能性もありはっきりしない。遺構はそれだけで、あくまで物見を主体とした砦だったと想像される。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.640104/139.277061/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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