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奥村家(宗家)屋敷(石川県金沢市) [その他の史跡巡り]

IMG_5954.JPG←屋敷跡の土塀
(2004年9月訪問)
 奥村氏は、加賀前田家の重臣で、加賀八家と呼ばれる前田家家臣団中最高の家柄に名を連ねた名家である。前田氏の尾張荒子城時代以来の家臣で、前田利家に仕えた奥村永福は、利家が賤ヶ岳の戦功により加賀を加増されると、加賀・能登を結ぶ要衝の末森城の城主となり、1584年に越中の佐々成政の能登侵攻によって生起した末森合戦において、寡兵ながらよく持ちこたえ、前田家の危機を防ぐ大功を挙げた。以後、江戸時代を通して加賀百万石を支える重臣として続き、大名家臣ながら17,000石(幕末時)という大名並みの禄高を有して、幕末まで存続した。
 現在、藩政時代の奥村家の長土塀が、数百mにわたって金沢の街中に残っている。屋敷地は現在、金沢医療センターとなっており、周囲をめぐる土塀以外の遺構は残っていないが、広大な屋敷地であったことが今でもよくわかる。周囲が完全に市街化した中を、古い土塀の前に辰巳用水が、往時そのままに流れている。

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.560446/136.665834/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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