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郷山城(神奈川県横須賀市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC03226.JPG←わずかに確認できる平場
 郷山城は、相模の豪族三浦氏が本城衣笠城の背後の間道を抑える為に築いた城と考えられている。郷山城が築かれた小丘は、衣笠城を廻る馬蹄形連丘の北の入口に当たり、古東海道から森崎を回らずに衣笠城大手口に通じる近道で、衣笠城の後背を防衛する重要な砦であったと推測される。
 郷山城は、比高わずか30m程の独立小丘で、その東側を抜ける間道は尾根筋を掘り切った切通し状の山道となっており、今でも車道となっている。この間道を押さえるには絶好の防衛陣地であったことが現在でもよくわかる。郷山城は、東側以外の三方は急斜面となり、東側のやや緩やかな斜面にのみ数段の平場が築かれている。ただ、遺構としてはかなり不明瞭で、はっきり腰曲輪とは断言できないレベルである。また山頂は主郭と考えられるが、藪がひどく、平場となっていることはわかるが全容は掴めない。ただ大した広さはない様である。いずれにしても、間道を監視する為のかなり小規模な砦だったと思われる。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.251121/139.652098/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
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