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桃井播磨守館(神奈川県横浜市港北区) [古城めぐり(神奈川)]

DSC00360.JPG←天神原の台地からの眺望
 桃井播磨守館は、「新編武蔵国風土記稿」によれば、「桃井播磨守某の館跡」と言われている。桃井播磨守と言えば、太平記にも名高い足利一族の武将桃井播磨守直常がすぐ頭に思い浮かぶが、風土記稿にわざわざ「某」と名前を濁している所から類推して、有名な直常ではなく他の桃井一族の武将の拠った館跡なのであろう。但し伝承地は明確に出来ず、地元での伝承自体も既に途絶えている様である。
 桃井播磨守館は、天神原と呼ばれる現・高田小学校付近にあったと伝えられている。この地は比高20m程の高台になっており、台地南東端には高田天満宮(天神社)があって、地勢から考えてこの辺りまで館域だった可能性が考えられる。尚、高田小の東隣にある興禅寺は「元応2年時の領主桃井播磨守直常によって再興された」と言われているが、元応2年と言うと鎌倉末期の1320年で、上野を本領とした桃井氏が既に鎌倉末期にこの地を領していたのかどうか、今後検証の必要があるかも知れない。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.556163/139.619311/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
タグ:居館
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