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間宮豊前守信盛居館(神奈川県川崎市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC00413.JPG←居館跡の宗三寺
 間宮豊前守信盛居館は、川崎塁とも呼ばれ、小田原北条氏の重臣で、後に笹下城を築いて居城とした間宮氏の古い居館である。元々この地は渋谷氏の祖河崎冠者基家、その子平三重家の領地であったが、鎌倉時代になると、幕府創業の功臣佐々木高綱の一族が領したとされる。間宮氏はこの近江源氏佐々木氏の後裔であった為、いつの頃からかこの所領を伝え得たものであろう。そして間宮豊前守信盛は、永正大永(1504~27年)の頃、伊勢宗瑞(北条早雲)・北条氏綱に仕え、ここを居館とした。間宮氏の事績については、笹下城の項に記載する。
 間宮豊前守信盛居館は、現在の宗三寺の地にあったと言われている。この地は京急川崎駅のすぐ横に当たる市街地の只中で、遺構は当然残っていない。多摩川の河口に近く、古くから交通の要衝であったらしい。間宮氏が中興開基したという宗三寺には、間宮氏の家紋(=佐々木氏の家紋)、四つ目結が付いている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.532715/139.701644/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
タグ:居館
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