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津久井館(神奈川県横須賀市) [古城めぐり(神奈川)]

DSC10022.JPG←「峯の屋敷」の段丘
 津久井館は、平安末期から鎌倉初期にかけての相模の豪族で、衣笠城主三浦義明の弟津久井次郎義行の居館である。義行以降、高行、義通、高重と4代に渡る津久井氏代々の居館であった。高重は承久の乱で後鳥羽上皇方に付いて討死し、津久井氏は滅亡したと言う。
 津久井館は、衣笠城の南方4.6kmの位置にあり、三浦氏にとって三浦半島南部の東京湾側の開発拠点であったと推測されている。「峯の屋敷」と呼ばれる比高15m程の丘陵上にあったとされているが、現在は住宅地と果樹園に変貌している。内部に入ることはできないので、周囲を見ただけであるが、遺構は残っていない様である。ただ、周囲の平地を見下ろせる段丘であり、地勢的に中世初期の居館を築くには好適であったことが伺われる。
 尚、館跡の北にある東光寺には津久井氏一族の墓が残っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.205074/139.663653/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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