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野猿峠塁(東京都八王子市) [古城めぐり(東京)]

DSC01399.JPG←切通し状の小道
 野猿峠塁は、詳細不明の城で、東京都の遺跡地図に記載されている。野猿峠の西に隣接する丘陵地であるので、殿丸城と同じく古道監視を主任務とした戦国時代の小規模な砦だったものと推測される。一説には、北条氏康に屈してその子氏照を養子とし、家を乗っ取られた大石定久が、憤懣に耐えず野猿峠で自刃したとも言うが、あくまで伝説に過ぎないだろう。
 野猿峠塁は、野猿街道の西側にある小丘陵の上にあったと思われるが、丘陵上の鉄塔は見えるが、登り口が全くわからない。藪の中に強行突入しようにも、周囲は住宅密集地で、不審者扱いされても困るので、攻城を断念した。丘陵の南側に切通し状の小道が通っており、堀切を兼ねた古道の跡かもしれない。いずれにしても、周辺地形もかなりの改変を受けているようで、満足な遺構は望めないだろう。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.633172/139.362398/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世平山城
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