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遠藤原古戦場(神奈川県中井町) [その他の史跡巡り]

DSC02947.JPG←広茫たる遠藤原
 遠藤原古戦場は、1569年の武田信玄による小田原攻めの際の古戦場である。信玄の軍勢がこの地を通った際、北条方の追撃に遭った。その時の戦死者の霊を慰めるために多くの五輪塔が建てられ、「五十塚」「六十塚」という地名が付近に残ったと言う(現在、五輪塔は残っていない)。またこの地では過去にも、相模平定を進める伊勢宗瑞(北条早雲)と三浦一族との間で戦いが繰り広げられたとも言われている。
 遠藤原は、日枝神社周辺の、金目川とその支流座禅川に挟まれた比高40m程の台地で、広茫たる平原が広がっている。軍勢の展開に有利で、しかも高所にあって周囲に高地がなく、敵に望見されない地であり、戦場として設定する適地であったのだろう。孫子・九地篇で言う「交地」であろうか。度々戦場となった地は、今では一面の畑となっている。日枝神社に、古戦場に関する解説板がある。

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.350442/139.244381/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:古戦場
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