水房館（埼玉県滑川町）

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　水房館は、丘陵上に築かれた城館である。一説には下野の豪族小山朝政の居館とも言われるが、「小山ノ台」と言う地名からの推測に過ぎないと考えられ、一切が不明の居館である。比高30m程のなだらかな丘陵上にあり、平坦な主郭の周りに2段の腰曲輪を巡らしただけの簡素な縄張りである。腰曲輪とは言っても切岸の傾斜は緩く、高低差も小さいので、薮と相まってあまり城館らしい印象を受けない。ほとんど自然地形に近いというのが実情で、鎌倉時代頃の古い城館の姿をそのまま留めたものと思われる。

　お城評価（満点=五つ星）：☆☆
　場所：http://maps.gsi.go.jp/#16/36.056463/139.339610/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0

タグ：中世平山城