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竹ノ城(長野県須坂市) [古城めぐり(長野)]

DSC00461.JPG←三重堀切の一部
 竹ノ城は、信濃源氏井上氏の支城である。井上氏は、居館の南に井上城(大城・小城)を築き、更に東側を防衛する城砦として竹ノ城を築いて、これらは一体となって井上氏の所領を防衛していた。
 竹ノ城は、標高544m、比高174mの南北に伸びる尾根上に築かれた山城である。その名は、「岳(嶽)ノ城」から来ているのではないかと個人的に推測している。北麓から伸びる登山道を登って行くと、主郭手前には合計2本程の堀切と小郭群があり、その途中には岩場があって天然の阻塞となっている。主郭手前の堀切はしっかりと穿たれたもので、土橋を架けている。主郭はそれほど大きなものではなく、あくまで詰城の規模である。主郭東側には小さな段曲輪は張り出しており、物見の小郭と考えられる。主郭辺縁部には多数の石が転がっており、主郭切岸には石積みがあった様だ。主郭の背後にはニノ郭・三ノ郭が梯郭状に連なっているが、城道は2つあり、本道の他に主郭東側に隠門的な側道が続いている。その先に堀切が1本あり、更にその先の尾根の鞍部には三重堀切が穿たれて、搦手筋の防御を固めている。多重堀切はほぼ同じ高さに並行して穿たれているのが常であるが、竹ノ城の三重堀切は、高度を変えて段々状に穿たれており、しかも堀切と言うよりも円弧状に横堀の様に穿たれ、珍しい構造のものである。竹ノ城は井上城より規模が大きく、普請もしっかりされており、戦国時代にも川中島地域を扼する要害の一つとして、利用されたのではないかと推測される。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.629038/138.295974/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世山城
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