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黒袴藤岡城(栃木県佐野市) [古城めぐり(栃木)]

DSC02688.JPG←東側の堀状の窪地
 黒袴藤岡城は、佐野氏の支城である。元は、1481年に関東管領山内上杉氏の家臣藤岡佐渡守秀行が、上野国藤岡よりこの地に移り、黒袴藤岡城を築いたと言う。以後、5代66年間の居城となったが、1546年に藤岡氏は藤岡に戻り、その後、佐野氏家臣の大貫大隅守政重氏が居城したと言う。戦国末期の1585年、下野に侵攻した小田原北条氏と戦って敗れ、黒袴藤岡城は兵火に掛かって廃城になったと言う。
 黒袴藤岡城は、三毳山西麓の舌状台地に築かれた城である。佐野市史によれば、東北道佐野SAの南側、東北道すぐ西隣りの大地上とされている。しかし周囲の地勢を見ると、そこより西北西350m程の三角形状に付き出した台地上の方が、城地として適地であったように思われる。なだらかな丘陵地となっているが、西側先端は笹曲輪状に一段低い畑になっており、また東側には堀跡の疑いが濃厚な窪地が存在している。とすれば、主郭は最上部にある宅地であった様である。その他、北西部にも堀らしき切れ込み状の窪地がある様だ。以上の状況から、ここでは佐野市史とは異なる位置を城址としておきたい。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.315506/139.616028/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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