堀米城（栃木県佐野市）

←城址付近の現況
　堀米城は、鎌倉時代に堀籠宮内左衛門尉有元の城であったと伝えられている。有元は、南北朝時代に新田義貞に従って転戦し、1337年に越前金ヶ崎城の戦いで、足利方の重囲の中、半年に及ぶ過酷な籠城戦の末、落城の際に討死したと言う。その他の事績は不明である。
　堀米城は、城北小学校北側の古い工場を中心とした地区にあった。方形の城だったらしく、戦前は堀跡や土塁が残っていたというが、現在は市街化・耕地化で遺構は完全に湮滅している。わずかに周囲の道路配置に城跡の名残があるだけの様である。

　お城評価（満点=五つ星）：☆
　場所：http://maps.gsi.go.jp/#16/36.325308/139.579958/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0

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