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横田城(長野県長野市) [古城めぐり(長野)]

DSC03778.JPG←堀跡の水路
 横田城は、平安末期から戦国時代まで使われた、長い歴史を持つ平城である。1181年に木曽義仲は越後の城氏と戦った際に横田城を使用し、その後も横田城を北陸攻略の拠点とした。室町時代には、1400年の大塔合戦の際、信濃守護小笠原長秀は横田城に籠って、村上氏や大文字一揆ら信濃国人衆と戦ったとされる。戦国時代に入り、甲斐の武田信玄が川中島に進出すると、越後の上杉謙信との抗争の際、原大隅守を横田城に入れて守らせたと言う。
 横田城は、現在は完全に宅地化されており、遺構はほとんど湮滅している。しかしわずかに土塁が残り、その上に古殿稲荷が祀られている。この土塁は、環郭式縄張りのニノ郭の土塁に当たる様である。また宅地の中に流れる水路跡は見るからに掘跡らしい様子で、おぼろげにその縄張りを思い描くことができる。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.574422/138.146778/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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