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塩買坂古戦場(静岡県菊川市) [その他の史跡巡り]

DSC07681.JPG←古戦場の坂道
 塩買坂古戦場は、今川氏6代当主義忠が非業の死を遂げた古戦場である。応仁文明の大乱の時、東軍に付いた駿河守護今川義忠は、東軍の主将細川勝元の指令で西軍方の斯波義廉の領国であった遠江に侵攻し、横地氏・勝間田氏らの義廉方国人領主と戦った。1476年2月、義忠は500騎を従えて大井川を越え、勝間田城、次いで横地城を攻め落とし、横地秀国・勝間田修理亮両将を討死させた。義忠はその凱旋の途次、夜半に塩買坂に差し掛かったところで、横地・勝間田両軍の残党によって襲撃されて討死した。今川氏では、これをきっかけにして義忠後継を巡る争いが起き、これを収めて活躍したのが伊勢宗瑞(北条早雲)であった。

 塩買坂古戦場は、義忠の菩提寺でもある正林寺付近の坂道(県道)で、正林寺の参道入口に古戦場と刻まれた大きな灯籠が建っている。正林寺は後年、宗瑞の働きで無事に家督を継ぐことができた今川氏親が、1517年に父義忠の追善供養のために創建した寺で、義忠の墓が建っている。

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.699301/138.128625/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:古戦場
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