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横岡城(静岡県島田市) [古城めぐり(静岡)]

DSC00623.JPG←井戸と主郭跡
 横岡城は、志戸呂城とも呼ばれ、戦国時代にこの地を領した鶴見因幡守栄寿の居城である。鶴見氏は、応永年間(1394~1428年)には今川氏に属して掛川に居たが、斯波氏が遠江守護になると斯波氏に従い、応仁の乱では西軍の斯波義廉の麾下となって横岡城を築いて移り住んだ。1496年、鶴見因幡守は勝間田城主勝間田播磨守と共に、今川氏に属する松葉城主河合(河井)蔵人成信を攻め滅ぼした。同年、駿河の今川氏親は遠江に侵攻し、相賀村に偽旗を押し立てて陽動作戦を展開し、長者原から一気に横岡城を急襲し、鶴見因幡守を討ち取ったとされる。
 横岡城は、「城之壇」と呼ばれる比高40mの台地上に築かれた城である。城跡は現在、一面の茶畑に変貌しており、遺構はほとんど湮滅している。しかし南端の大手には、下方への備えの土壇と段曲輪が山林内に残る他、主郭と思われる平場内には石組み井戸が残っている。茶畑内には、わずかに地形の膨らみと窪みがあり、土塁と堀跡の名残かもしれない。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/34.854315/138.112376/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世崖端城
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