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千本浜古戦場(静岡県沼津市) [その他の史跡巡り]

DSC04886.JPG←千本浜の首塚
 千本浜古戦場は、戦国時代末期の北条・武田両軍の激戦の地である。小田原の北条氏政と甲斐の武田勝頼は、越後上杉氏の内乱「御館の乱」を巡って対立関係となり、駿豆国境地域の支配を巡って激しく争った。特に戸倉城三枚橋城を拠点に両軍は厳しく攻防を繰り返し、1580年9月には千本浜で両軍による激戦が展開された。
 近代に入った後の明治33年、暴風雨で倒れた松の大木の下から、たくさんの頭蓋骨が発見され、千本浜合戦の戦死者のものと言い伝えられてきた。昭和29年に、人骨研究の権威鈴木尚東大教授の調査によって、当時のものと確認されたと言う。10代後半の若者の骨が多く、頭蓋骨の数と刀傷の深さから戦いの激しさが伺われたと、現地解説板に記載されている。
 千本浜古戦場には、明治期の発見時に骨を集めて弔った首塚が築かれ、現在でも本光寺の脇に残っている。塚には大きく立派な石碑が建ち、往時の歴史を留めている。

 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.094069/138.848702/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:古戦場
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らんまる

365日毎日の更新とは恐れ多く既に神の領域かと・・(汗)

キャッスラーの宿命とはいえ、「熊に怯え・ハンターに慄き・スズメバチの攻撃で撤収し・カモシカの憐れみを買い・ニホンシカの群衆に車で突っ込みそうになり・大蛇を踏んで逃げ回り・雪国の城の藪漕ぎの逆茂木攻撃に耐え・一騎駈けの稜線で遠くなりそうな意識を励まし」辿り着いた中世の軍事構築物にイチイチ感動した1年間でしたあー(笑)

良いお年をお迎え下さい。
来年は何処かでご一緒したいものですネ。
by らんまる (2013-12-31 17:11) 

アテンザ23Z

>らんまるさん
1年間のご愛読ありがとうございました。
それにしても、らんまるさんもさすがの強者ですね~。「ニホンシカの群衆に車で突っ込みそうになり・・・」っていうのはビックリです。それ以外は、ほとんど身に覚えがあるというのが、いやはや何とも・・・(^.^;

来年もお互いに、無事に山城巡りを貫徹しましょう!
良いお年を!
by アテンザ23Z (2013-12-31 22:34) 

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