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亀開城(埼玉県羽生市) [古城めぐり(埼玉)]

DSC07543.JPG←城址付近の遠望
 亀開城は、この地の土豪川俣氏の居城と言われている。川俣氏は、足利氏に仕え、功によって源姓を賜り、亀開城を築いたと伝えられる。その後、120余年に渡る居城となったが、1583年の川俣主膳正貞次の時に落城し、最上氏を頼って出羽に移住した。川俣氏の後、早川織部正がこの地に入部したと言う。
 亀開城は、非常に謎の多い城である。というのも、遺構は湮滅していると言われているのだが、現地に行くと民家の隣の空き地には土塁があり、隅櫓台の様な高まりもあって、普通に考えれば遺構にしか見えないのである。しかし国土地理院・空中写真閲覧サービスの昭和20年代初頭の航空写真を見ると、以前は確かにただの空き地で、遺構らしいものは存在していない。どういう意図でこの土塁状の土盛を築いたのか、不思議である。いずれにしても、遺構は湮滅しているのが真相の様だ。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.185187/139.520584/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世平城
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