SSブログ

太田窪堀之内館(埼玉県さいたま市) [古城めぐり(埼玉)]

DSC07741.JPG←祠の後ろに残る土塁状の土盛
 太田窪堀之内館は、木内氏館とも呼ばれる。伝承によれば、平安末期に佐々木盛綱の陣所となったと言うが定かではない。戦国時代に入って、千葉国胤(邦胤か?)が家臣木内右衛門をこの地に入れ、その居館となったと言われている。
 太田窪堀之内館は、浦和競馬場のすぐ東に隣接する、緩やかな丘陵地に築かれている。現在は民家や公園に変貌しており、遺構はほとんど残っていない。国土地理院・空中写真閲覧サービスの昭和20年代初頭の航空写真を見ると、低湿地帯に三方を囲まれた、半島状の小台地に築かれていた様である。頂部は千葉家の宅地となり、周囲には土塁状の土盛が見られるが、これは車道建設時の改変によるものと思われる。一方、丘陵西裾の公園にも祠の後ろにも土塁状の土盛があるが、こちらは遺構の可能性がある。頂部の民家と公園の土塁はやや離れており、どのような縄張りだったのか想像するのは、現状からでは難しい。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.857457/139.674028/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント