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神鳥谷曲輪(栃木県小山市) [古城めぐり(栃木)]

DSC01037.JPG←わずかに残る土塁
(2006年10月訪城)
 神鳥谷(ひととのや)曲輪は、単に「曲輪」とも呼称され、中世豪族の居館である。現在一部の土塁が残っているに過ぎないが、かなりの規模の方形居館であったと考えられており、鷲城から東にわずか1.3kmの位置にあって小山氏の勢力圏の真っ只中にあることから、小山氏の居館があったものと考えられている。
 神鳥谷曲輪は、現在市街化の中に埋没し、わずかにJR東北本線の脇に一直線状の土塁が100m程残っているに過ぎない。しかし国土地理院・空中写真閲覧サービスの昭和20年代初頭の航空写真を見ると、JRの線路が貫通した畑地の中に大きな方形の区画が確認でき、これが往時の居館の規模であったのだろう。その規模は足利氏館(現、鑁阿寺)に匹敵するもので、さすが関東屈指の名族の居館に相応しい。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.303590/139.800782/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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