稲荷山城(栃木県足利市) [古城めぐり(栃木)]
←山頂の主郭
稲荷山城は、足利城主長尾顕長の遠見番所であったとされる。北関東自動車道の足利IC横にある標高90m程の山丘上に築かれている。西麓に足利義兼の創建と伝えられる菅田稲荷神社があり、そこから途中まで登道が付いており、比較的容易に登ることができる。遺構は割合明瞭で、山頂部に綺麗に削平された楕円形の主郭がそびえ、周囲ははっきりした切岸で防御し、腰曲輪を廻らしている。その南にはニノ郭らしい平場があるが、削平が甘く自然地形に近い。その東側には腰曲輪が2段程あって、辺縁部には低いながらも土塁がはっきりと確認できる。ここから東山腹には城道らしい跡も残っている。ニノ郭の更に南には、堀状の窪地を挟んで円丘がそびえており、南の物見台であったと考えられる。あまり知られていない城であるが、菅田稲荷の現地解説板にも城があったとの記載があり、ここに城が築かれていたということは地元では認知されているらしい。ささやかな遺構ではあるが、思ったよりはっきりと残っていたのは予想外の嬉しさであった。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.357741/139.484194/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
稲荷山城は、足利城主長尾顕長の遠見番所であったとされる。北関東自動車道の足利IC横にある標高90m程の山丘上に築かれている。西麓に足利義兼の創建と伝えられる菅田稲荷神社があり、そこから途中まで登道が付いており、比較的容易に登ることができる。遺構は割合明瞭で、山頂部に綺麗に削平された楕円形の主郭がそびえ、周囲ははっきりした切岸で防御し、腰曲輪を廻らしている。その南にはニノ郭らしい平場があるが、削平が甘く自然地形に近い。その東側には腰曲輪が2段程あって、辺縁部には低いながらも土塁がはっきりと確認できる。ここから東山腹には城道らしい跡も残っている。ニノ郭の更に南には、堀状の窪地を挟んで円丘がそびえており、南の物見台であったと考えられる。あまり知られていない城であるが、菅田稲荷の現地解説板にも城があったとの記載があり、ここに城が築かれていたということは地元では認知されているらしい。ささやかな遺構ではあるが、思ったよりはっきりと残っていたのは予想外の嬉しさであった。
腰曲輪の土塁→
←南の物見台お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.357741/139.484194/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
タグ:下野足利長尾氏の城郭 中世平山城
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