真里谷城 その2(千葉県木更津市) [古城めぐり(千葉)]
←三ノ郭北側の横堀状大手道
上総の城巡りで真里谷城の近くまで来たので、以前に来た時に夏場で確認できなかった、三ノ郭・四ノ郭を回った。いずれも中心となる曲輪の周囲に腰曲輪を幾重にも廻らし、派生する尾根筋に沿って物見台や堀切を配置した、上総式の細尾根城郭の造りとなっている。但し要所に穿たれた堀切は、いずれも比較的小規模な薬研堀で、岩盤掘削型の垂直絶壁切岸の堀切ではない。この外郭部で特徴的なのは、三ノ郭の北辺に沿って築かれた横堀状の大手道で、外側に土塁が廻らされて城道を防衛しているのが明瞭である。しかしいずれもそれ程規模の大きな遺構ではなく、技巧性もあまり感じられない。尚、冬場でもなかなか藪が多くて、遺構の確認が難しい部分もある。やはりもう少し整備の手を入れて欲しいところである。
上総の城巡りで真里谷城の近くまで来たので、以前に来た時に夏場で確認できなかった、三ノ郭・四ノ郭を回った。いずれも中心となる曲輪の周囲に腰曲輪を幾重にも廻らし、派生する尾根筋に沿って物見台や堀切を配置した、上総式の細尾根城郭の造りとなっている。但し要所に穿たれた堀切は、いずれも比較的小規模な薬研堀で、岩盤掘削型の垂直絶壁切岸の堀切ではない。この外郭部で特徴的なのは、三ノ郭の北辺に沿って築かれた横堀状の大手道で、外側に土塁が廻らされて城道を防衛しているのが明瞭である。しかしいずれもそれ程規模の大きな遺構ではなく、技巧性もあまり感じられない。尚、冬場でもなかなか藪が多くて、遺構の確認が難しい部分もある。やはりもう少し整備の手を入れて欲しいところである。
四ノ郭→
←四ノ郭南尾根の櫓台三ノ郭西尾根の円弧状堀切→
タグ:中世山城 上総真里谷武田氏の城郭
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