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馬洗城(千葉県成田市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_5015.JPG←かつて曲輪が連なっていた地形
 馬洗城は、大須賀氏の居城松子城の支城である。松子城からわずか500m程しか離れておらず、地続きの半島状台地の南北両端に位置し、松子城周辺の城砦群(伊能塙城・久井崎城・奈土城・中野城・津富浦城)の中でも優れた縄張りを有している城の一つであったことから、松子城の南方を防衛する重要な出城であったと思われる。

 馬洗城は、国道51号線のすぐ南に位置する比高20m程の台地先端部に築かれていたが、現在は大栄公民館や給食センター、公園などの変貌し、遺構は完全に湮滅している。かつては、主郭を中心にY字状に曲輪を連ね、曲輪間を堀切で分断していた様である。しかしほぼ曲輪の連なっていた地形に沿って造成されたらしく、わずかに地勢は残っており、往時の曲輪配置は変わり果てた現状からでも凡そ推測できるのがせめてもの救いである。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.831415/140.419535/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:中世崖端城
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