SSブログ

鴇崎城(千葉県香取市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_5037.JPG←大きな主郭堀切
 鴇崎城は、千葉氏の庶流大須賀氏の一族鴇崎氏の居城と言われている。別説では、鎌倉中期以前は大須賀氏がこの地を領し、その後は同じ千葉一族の国分氏が領したとも言われる。その他の城の歴史は不明である。

 鴇崎城は、大須賀川西岸の標高29.1m、比高24mの台地先端部に築かれた城である。南端にひしゃげた長円形の主郭を置き、その北にニノ郭、三ノ郭を配置し、三ノ郭の東に「新館」と呼ばれる四ノ郭を配置している。主郭は外周に腰曲輪を廻らし、南に虎口、北から東にかけて土塁を築いている。主郭内は畑となっている。ニノ郭との間は大規模な二重堀切で分断されているが、2本目は埋もれているのかかなり浅くなっており、鋭さもない。ニノ郭は山林となっているが、内部に謎の土壇があり、何かの塚(古墳?)の様である。ニノ郭と三ノ郭の間も屈曲した堀切で分断され、堀底道となっている。三ノ郭は藪がひどく、冬場でも踏査はできない。三ノ郭の西側には鴇崎氏の奥津城がある。一方、三ノ郭と四ノ郭の間も堀底道の通る堀切で分断されている。四ノ郭も薮で踏査不能であり、しかも東側は採土で破壊されている様である。遺構はよく残っており、特に主郭の堀切は規模が大きく見応えがある。尚、主郭への入口には現在解説板が立っている。
屈曲したニノ郭の堀切→IMG_5071.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.877972/140.438374/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:中世崖端城
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント