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木野崎城(千葉県野田市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_9799.JPG←天満宮脇の土塁状の土盛
 木野崎城は、幸手一色氏の後裔で、徳川幕府の旗本・高家に列した一色氏の居城である。幸手一色氏の事績については一色氏館の項に記載する。木野崎城がいつ頃築かれたかは定かでなく、戦国時代末期に幸手一色氏の一族が既に城を築いていた可能性もある。徳川家康が関東に入部すると、一色義直は徳川氏に仕えて旗本となり、幸手を賜り木野崎城を居城とした。1698年、一色氏は三河国設楽郡に転封となり、木野崎城は廃城となった。その後は、一色氏の家老青木氏がこの地に残って、今に至るまで居住していると言う。

 木野崎城は、利根川西岸の比高5m程の台地先端に築かれている。標柱は建っているが、明確な遺構はほとんど無く、民家と畑に変貌している。台地の北端付近の天満宮脇に土塁状の土盛があり、唯一の遺構である可能性がある。また台地の東西に降っている車道は、かつての堀切であったかもしれない。いずれにしても、標柱以外には城跡を思わせるものは見当たらない。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.963971/139.913139/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:中世平山城
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