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金野井城(千葉県野田市) [古城めぐり(千葉)]

IMG_9823.JPG←三ノ郭北側の堀跡と土塁
 金野井城は、鎌倉幕府の御家人野本将監が鎌倉時代に築いたと言われている。その後、結城氏の支配を受け、室町時代後期には古河に遷座した古河公方の勢力下に入り、その重臣で関宿城主であった簗田氏の支配下に入った。戦国前期には、扇谷上杉氏を駆逐しつつあった小田原北条氏の勢力下に入ったと推測されている。

 金野井城は、3つの曲輪を東西に連ねた連郭式の平城であったが、現在は主郭・二ノ郭は浄水場に、三ノ郭は西福寺の境内となっている。しかし昭和20年代の航空写真と見比べても、大規模な改変にもかかわらず郭跡の塁線はほぼそのまま残っている様で、ほぼ城の形状をなぞることができる。主郭周囲には埋められた堀跡も道路や小道となって残り、西福寺の北側には車道沿いに堀跡と土塁が残っている。あまり期待していなかったが、思ったより城の形が残っていたのは嬉しい誤算であった。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/35.989636/139.824819/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1
タグ:中世平城
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