山之城とうしろ台城(千葉県鴨川市) [古城めぐり(千葉)]
←掘切と物見台
山之城とうしろ台城は、単にとうしろ台城と呼ばれるが、上総・安房地方には同じ呼び名の城が多いので、ここでは「山之城とうしろ台城」と呼ぶこととする。山之城とうしろ台城のある丘陵は、藤四郎台と呼ばれ、伝承では酒井藤四郎の居館の跡だったと言われている。しかし真偽は不明で、正木氏の初期の居城山之城にほぼ隣接するように築かれていることから考えれば、山之城の出城であったか、或いは正木氏が居城を移して山之城を廃した後にその家臣か誰かが新たにとうしろ台城を取り立てて居城としたものかも知れない。
山之城とうしろ台城は、山之城の北西に張り出した丘陵上に築かれた城である。主郭・ニノ郭と段曲輪から成る3つの曲輪で構成され、更に主郭背後に小掘切を介して物見台があり、その背後にも古道であったらしい堀切が穿たれている。主郭はかなり広く、それなりの規模の主殿が建っていた様である。ニノ郭も主郭程ではないが広めに作られ、先端部側方には土塁が築かれ、小規模な枡形虎口が構築されている。この他、主郭背後の物見台側方の平場には湧水があり、井戸曲輪であった様だ。山之城よりも曲輪が広く居住性があり、主郭背後の掘切・物見台・など山之城より技巧的で、築城年代がより降った城と推測される。
お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
場所:http://maps.gsi.go.jp/?ll=35.113125,140.024657&z=16&base=std&vs=c1j0l0u0
山之城とうしろ台城は、単にとうしろ台城と呼ばれるが、上総・安房地方には同じ呼び名の城が多いので、ここでは「山之城とうしろ台城」と呼ぶこととする。山之城とうしろ台城のある丘陵は、藤四郎台と呼ばれ、伝承では酒井藤四郎の居館の跡だったと言われている。しかし真偽は不明で、正木氏の初期の居城山之城にほぼ隣接するように築かれていることから考えれば、山之城の出城であったか、或いは正木氏が居城を移して山之城を廃した後にその家臣か誰かが新たにとうしろ台城を取り立てて居城としたものかも知れない。
山之城とうしろ台城は、山之城の北西に張り出した丘陵上に築かれた城である。主郭・ニノ郭と段曲輪から成る3つの曲輪で構成され、更に主郭背後に小掘切を介して物見台があり、その背後にも古道であったらしい堀切が穿たれている。主郭はかなり広く、それなりの規模の主殿が建っていた様である。ニノ郭も主郭程ではないが広めに作られ、先端部側方には土塁が築かれ、小規模な枡形虎口が構築されている。この他、主郭背後の物見台側方の平場には湧水があり、井戸曲輪であった様だ。山之城よりも曲輪が広く居住性があり、主郭背後の掘切・物見台・など山之城より技巧的で、築城年代がより降った城と推測される。
先端の段曲輪→
←ニノ郭の土塁お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
場所:http://maps.gsi.go.jp/?ll=35.113125,140.024657&z=16&base=std&vs=c1j0l0u0
タグ:中世山城
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