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清安寺跡(兵庫県丹波市) [古城めぐり(兵庫)]

IMG_6277.JPG←解説板の建つ寺跡
 清安寺は、黒井城主赤井直正が建立した寺である。直正は幼名を才丸と言い、荻野氏に入嗣して朝日城を居城としていたが、1554年1月2日、黒井城で行われていた年賀の宴の席で、黒井城主であった叔父の荻野秋清を刺殺し、そのまま黒井城を乗っ取って居城を移した。これは秋清に追従できない一派の策略であったとされる。叔父を刺殺した才丸(直正)も骨肉の情穏やかではなく、その菩提を弔うために下館の近くに清安寺を建立して供養したと言う。
 清安寺跡は、黒井城の北方2.4kmの位置にある。現在は畑横の微高地で、空き地となっている。奥のこんもりした藪の中には、2基の祠と数基の墓石が建っている。これが現地解説板に書かれている荻野秋清夫妻の墓碑であろうか。たまたま通りかかって見つけた史跡で、地形は改変されて寺跡らしさは微塵もないが、直正の事績を伝える貴重な史跡であろう。
奥にある2基の祠→IMG_6280.JPG
IMG_6281.JPG←祠の奥の墓石群
 場所:https://maps.gsi.go.jp/?ll=35.198991,135.113715&z=16&base=std&vs=c1j0l0u0
タグ:墓所
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