SSブログ

高岡城(栃木県茂木町) [古城めぐり(栃木)]

IMG_0077.JPG←3郭のL字型の空堀
 高岡城は、茂木氏の支城である。詳細は不明であるが、一説には茂木氏の隠居城であったと言われているらしい。南西1.6kmの位置には益子氏の木幡城があり、境目の城として互いに対峙していたと推測されている。尚、『日本城郭大系』『栃木県の中世城館跡』では北高岡城と呼称されている。

 高岡城は、比高40m程の丘陵上に築かれている。なだらかな丘陵地で、丘陵北西部は耕地化されているので、どこまでが城域であったのかは明確ではない。しかし畑が段々になっている部分もあり、外郭の曲輪群であった可能性はあるだろう。丘陵中央部に主郭があったと考えられ、西側には土塁を伴った腰曲輪が確認できるが、主郭内部は藪が酷く突入不能なので、主郭東辺部の遺構は未踏査である。主郭の周囲には派生する丘陵部に曲輪が置かれており、城歩きの大家余湖さんの表記に従うと、3郭(南西郭)の外周にしっかりとしたL字型の空堀と土塁、また4郭(南郭)には土橋の架かった堀切・土塁が確認できる。明確な遺構はこのぐらいである。この他、北西の日枝田ノ神神社は出城であったとも考えられ、南側に段状の堀切地形が確認できる。肝心の主郭部が踏査できないのが残念である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.510843/140.166750/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:中世平山城
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント