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前館(宮城県登米市) [古城めぐり(宮城)]

IMG_9813.JPG←館跡の段差
 前館は、室町末期の屋敷跡とされる。館主は月輪六郎七郎兄弟の妹おだまき姫と称された女人と言われている。
 前館は、旧北上川西岸の平地に築かれている。すぐ西には、月輪氏の菩提寺であり、月輪館の東門が移築されている香林寺がある。 周囲も館内も一面の水田に変貌している。館跡は周囲よりわずかに高くなった微高地となっており、現状は六角形の形をしているが、古い航空写真と見比べると形状が異なっているので、耕地整理で形状が改変されたものらしい。また『日本城郭大系』によれば、河川改修で削られてもいるらしい。主郭とされる部分の周りも周囲の水田より高くなっており、腰曲輪が取り巻いていた可能性もある。結局後世の改変が多いらしいので、どの様な構造の館だったのか、現状からではよくわからない。いずれにしても、微高地という以外に遺構と呼べるものは残っていないのが実情である。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/38.600514/141.262014/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
タグ:居館
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