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馬山東城(群馬県下仁田町) [古城めぐり(群馬)]

IMG_1135.JPG←主郭跡とされる米山寺
 馬山東城は、国峰城主小幡憲重の持城と伝えられている。この地は、東の小幡氏に対して北から高田氏、西から武田氏の勢力を背景に市川氏が進出し、その接壌地帯となっていたことから、小幡氏にとって重要な拠点であったと考えられている。尚、南方の山上に馬山西城があり、東城を居館とし、西城を詰城とした別城一郭の構えであった。
 馬山東城は、道の駅しもにたの東の比高35m程の台地上に築かれていた。平坦地が延々と広がるかなり広大な台地であるが、米山寺の位置に主郭があったらしく、周囲より一段高くなっている。そこから北に向かって舌状台地が伸びているが、畑や墓地に変貌しており、段差や腰曲輪状の地形が確認できるが、改変が激しく遺構かどうかはわからない。結局明確な遺構は無いが、米山寺に建つ城址碑だけが歴史を伝えている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.223045/138.804102/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1


信濃をめぐる境目の山城と館 上野編

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  • 作者: 宮坂武男
  • 出版社/メーカー: 戎光祥出版
  • 発売日: 2015/06/30
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タグ:中世平山城
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