更科峠旗塚(長野県山ノ内町) [その他の史跡巡り]
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宮坂武男氏の大著『信濃の山城と館』を見ていると、「旗塚」というものがところどころに掲載されている。その役割としてはいくつか考えられており、①領域を相手に知らせる、②旗をたくさん立てることによって敵を威嚇する、③味方の守備範囲を明確にする、④敵に備えの堅いことを悟らせる、⑤領民にも領主が誰であるかを知らしめる、⑥守備兵が大勢いるように見せかける、という様な推測が宮坂氏によってなされている。
更科峠にも旗塚があり、菅の山城からすぐのところにあるので、菅の山城に訪城した帰りに寄り道して、どの様な遺構か確認してみた。小道沿いに確かに数個の小さな塚が確認できる。しかし塚が小さい上、薮のせいもあって明確には分かり辛い。風化しているせいもあるのか、あまりパッとしない遺構だった。しかし他県ではあまり例のない遺構なので、これはこれできちんと保護の手立てを講じて欲しいものである。
場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.732178/138.394732/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
宮坂武男氏の大著『信濃の山城と館』を見ていると、「旗塚」というものがところどころに掲載されている。その役割としてはいくつか考えられており、①領域を相手に知らせる、②旗をたくさん立てることによって敵を威嚇する、③味方の守備範囲を明確にする、④敵に備えの堅いことを悟らせる、⑤領民にも領主が誰であるかを知らしめる、⑥守備兵が大勢いるように見せかける、という様な推測が宮坂氏によってなされている。
更科峠にも旗塚があり、菅の山城からすぐのところにあるので、菅の山城に訪城した帰りに寄り道して、どの様な遺構か確認してみた。小道沿いに確かに数個の小さな塚が確認できる。しかし塚が小さい上、薮のせいもあって明確には分かり辛い。風化しているせいもあるのか、あまりパッとしない遺構だった。しかし他県ではあまり例のない遺構なので、これはこれできちんと保護の手立てを講じて欲しいものである。
場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.732178/138.394732/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
縄張図・断面図・鳥瞰図で見る信濃の山城と館〈8〉水内・高井・補遺編
- 作者: 宮坂 武男
- 出版社/メーカー: 戎光祥出版
- 発売日: 2014/01/10
- メディア: 単行本
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