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庭谷城(群馬県甘楽町) [古城めぐり(群馬)]

IMG_9283.JPG←主郭周囲に残る土塁
 庭谷城は、国峰城の支城で、小幡氏の重臣庭屋左衛門尉が城主であったと伝えられている。庭屋氏の事績については、。西牧根小屋城の項に記載する。1590年の豊臣秀吉による小田原の役の際、国峰城と共に落城したと言う。

 庭谷城は、鏑川蛇行部の西岸の断崖上に築かれている。梯郭式の城だったと思われ、方形の主郭の東以外の3面を二ノ郭で囲んだ構造となっている。主郭は赤城神社の境内となっており、周囲に土塁が残っているが、石が積まれるなどやや改変を受けている。南西の入口が往時の虎口の跡であるらしい。また主郭の北側斜面下にわずかに石垣があり、どうも北側に下る城道があったらしい。主郭周囲の二ノ郭は畑と民家に変貌しており、主郭との間には堀があったと思われるが全て埋められてしまっている。ニノ郭の南側は奈免沢という沢に接しており、沢がそのまま外堀となっていた様である。この沢筋へは遊歩道があり、沢底(堀底)まで降りることができる。庭谷城は、改変が進んでいるものの、往時の雰囲気をよく残している。
 尚、城の西方にある慶恩寺に庭屋氏のものと推測される五輪塔群が残っている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:http://maps.gsi.go.jp/#16/36.264795/138.945765/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f1




タグ:中世崖端城
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