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小日向城(群馬県安中市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_8292.JPG←べんしょう山と呼ばれる帯曲輪
 小日向城は、小日向の砦とも呼ばれ、歴史不詳の城である。武田氏支配時代に松井田城の北東の出城として築かれたのではないかとの説が提起されている。尚、主郭には倉屋敷の名が残っているが、1786年に幕令により城跡に郷倉が建てられたからと言う。

 小日向城は、九十九川北側の微高地に築かれている。現在はほとんどが宅地となり、ソーラーパネルも敷地内に多数設置されており、城跡の雰囲気は乏しくなっている。しかし周囲よりは高くなっており、主郭に当たる民家の北側には空堀を挟んで「べんしょう山」と呼ばれる大土塁の様な帯曲輪が東西に長く築かれている。但しものすごい竹薮で踏査が大変である。べんしょう山の東端には虎口を兼ねたと思われる堀切が穿たれ、帯曲輪を分断している。城の中心部は倉屋敷の名の残る主郭と、水路を挟んで東側に三角形に張り出したニノ郭であるが、主郭の西側にあった土塁はソーラーパネル設置でほとんど削られ、ニノ郭もほぼ大半がソーラーパネルで埋め尽くされている。かなり残念な状況である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.320710/138.829186/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 日本の城

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  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2018/06/19
  • メディア: 単行本


タグ:中世平城
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