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高王山城(群馬県沼田市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_0890.JPG←西の腰曲輪群
 高王山城は、戦国時代に発知氏が築城したと伝えられている。1581年には、沼田景義がここに本陣を構え、真田昌幸に奪われた沼田城の奪還を図ったと伝えられる。しかし返って昌幸の謀略により、景義は重臣の金子泰清に謀殺され、沼田氏は滅亡した。

 高王山城は、標高766mの高王山に築かれている。未舗装の林道が南中腹まで伸びており、駐車スペースもあり、そこから登山道も整備されている。山頂に三角点のある主郭を置き、北に馬蹄段状に二ノ郭、三ノ郭を配置している。また主郭西側にはやや広い腰曲輪が数段築かれている。またそれらの下方には長い帯曲輪が延々と築かれ、ほぼ半周している。西斜面には更に帯曲輪が築かれている。一方、主郭の南東は虎口があったらしく、尾根上に小郭が2段築かれ、あまり明瞭ではないが、堀切も穿たれている様だ。この他、スーパー地形を見たら、西最下段に帯曲輪があるのがわかり、これも西から南へと延々数100mも伸びていた。高王山城は、大きな城ではないが、普請はしっかりしており、西方への備えを厳重にしていたことが伺われる。
長い帯曲輪→IMG_0911.JPG

 お城評価(満点=五つ星):☆☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.691599/139.051166/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


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