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谷津館(群馬県桐生市) [古城めぐり(群馬)]

IMG_2449.JPG←西側の空堀と土塁
 谷津館は、新田氏の一族藪塚氏の居館である。藪塚氏は、新田義重の5代の裔孫朝兼を祖とする一族で、藪塚に居館(藪塚館)を構えていたが、戦国時代に由良成重の圧力を避け、谷津の地に土着したと伝えられる。尚、南北朝の動乱期、藪塚氏は、宗家の新田氏に従って戦ったことが太平記に記載されている。
 谷津館は、低丘陵先端に築かれた単郭方形居館で、市の史跡に指定されている。現在でも館跡南に屋敷を構えた藪塚家の所有であるらしい。周囲には土塁と空堀が良く残っている。郭内には段差があり、いくつかの用途に応じて区画されていたらしい。南側中央には虎口が構えられている。それほど大きな遺構ではないが、貴重な遺跡である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.423234/139.252439/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


新田一族の中世: 「武家の棟梁」への道 (歴史文化ライブラリー)

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  • 発売日: 2015/08/20
  • メディア: 単行本


タグ:居館
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