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千代城(石川県小松市) [古城めぐり(石川)]

IMG_9782.JPG←主郭付近の現況
 千代城は、加賀一向一揆が築いた城である。一説には1562年に築かれたと言われ、城主は徳田志摩の名が伝わっている。1580年に織田信長の部将柴田勝家が加賀一向一揆を殲滅すると、勝家の家臣拝郷五郎左衛門家嘉が城将となった。1600年、浅井畷の戦いで知られる慶長の役の際には、金沢城主前田利長は前田良継・寺西秀澄らを千代城に置き、小松城を牽制させたと言う。

 千代城は、梯川と鍋谷川の合流点北側の平地に築かれている。千代町集落中程にある八幡神社付近が城跡で、神社境内が二ノ郭、その西側が主郭であったらしい。現在は宅地化で遺構は完全に湮滅している。平城のため城跡らしさは全く残っておらず、城址石碑もないが、八幡神社の由緒を刻んだ石碑に千代城のことが数行だけ記載されている。

 お城評価(満点=五つ星):☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.410697/136.492767/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


戦国の北陸動乱と城郭 (図説 日本の城郭シリーズ 5)

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