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葛岡城(宮城県仙台市) [古城めぐり(宮城)]

IMG_1909.JPG←西側の堀と土塁
 葛岡城は、国分能登守盛氏の家臣で一族衆の馬場筑前入道清説(きよもり)の居城と伝えられる。
 葛岡城は、広瀬川に臨む段丘の南西辺に築かれている。現在は民家となっているが、周囲に土塁や堀跡が明瞭に残っている。東側の土塁はわずかだが、城址標柱が立っている。ここから北側を回って西側まで、低い水田がコの字型に廻っており、堀跡であることが明らかである。最もよく残る遺構は西側のもので、土塁と堀が往時の姿を残している。仙台という大都市の中で、奇跡的に残る良好な城跡である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.263507/140.817969/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


東北の名城を歩く 南東北編: 宮城・福島・山形

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2017/08/21
  • メディア: 単行本


タグ:中世崖端城
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史学会帰り新参

民家の入口に葛岡城の名称板があり、そこを目指して行きました。ちょうど住民の方がいて、少し話して、入口周辺の土塁を見学しました。今も土塁と堀に囲まれた城跡に住んでいるのは羨ましくもあり、ある意味凄いなと思いながらの見学でした。曲線の田んぼは明らかに堀跡でしたね。広瀬川に面した箇所は徐々に浸食されているみたいでしたね。
by 史学会帰り新参 (2020-01-23 21:35) 

アテンザ23Z

>史学会帰り新参さん
宅地になっている城館は多いですが、ここほどきれいに堀跡が残っているのは、それほど多くないと思います。たいていは埋めちゃって、畑にしていることが多いので、貴重ですね。
by アテンザ23Z (2020-01-24 21:43) 

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