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野沢城(栃木県那須塩原市) [古城めぐり(栃木)]

IMG_3641.JPG←主郭~ニノ郭間の堀切
 野沢城は、真木城とも言い、塩谷氏の家臣大館氏が築いた城である。塩谷氏の居城川崎城の北辺の守りの為、1461年に大館弾正義則が野沢城を築いて城代となったと伝えられる。1509年、会津葦名氏が塩原地区に侵入した際、片角原の戦いで大館氏は塩原・宇都宮氏らと共に戦った。しかし1584年の薄葉ヶ原合戦の際、大田原綱清に攻撃され落城したと言う。以後、この地は大田原領に併呑された。

 野沢城は、箒川西岸の段丘が野沢川によって削られた北側の、比高20mに近い台地に築かれている。東西2郭で構成されたシンプルな縄張りとなっている。主郭には現在、箒根神社が鎮座しているが、南東隅には櫓台が見られ、西側には土塁がしっかりと残っている。土塁の外は二ノ郭との間の堀切となっているが、埋もれているのか鋭さはなく、浅い広幅の堀となっている。二ノ郭は三角形の曲輪で、山林となっている。城の北側は台地との間を分断する大きな谷戸で、天然の堀切となっている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.918727/139.902123/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


戦国大名宇都宮氏と家中 (岩田選書「地域の中世」 14)

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