伊佐野城(栃木県矢板市) [古城めぐり(栃木)]
←主郭背後の土塁
伊佐野城は、川崎城主塩谷氏に属した鳩ヶ森城主山本氏の属城である。川崎城の北方防衛の城砦群の一つであったと推測される。城主としては、鈴木右京介、或いは伊佐野右京介の名が伝わるという。
伊佐野城は、比高20m程の丘陵突端に築かれた城である。三角形の主郭とその北から東にかけて築かれた一段低い二ノ郭から成る小城砦で、背後には円弧状に堀切が穿たれている。この堀切に沿って主郭背後には土塁が築かれ、この土塁は竪土塁となって北側の二ノ郭背後まで伸びている。また主郭の北辺にも、背後の土塁からT字に分岐する形で低土塁が築かれている。単純な構造であるが、土塁や堀切が明瞭に残っている。鳩ヶ峰城の南方を監視する物見を主任務とする城だったのだろう。
尚、伊佐野城の東麓にある民家は、石垣の上に狭間の付いた白壁で囲まれており、まるで城郭のような作りである。城主の末裔であるのかもしれない。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.857030/139.907531/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
伊佐野城は、川崎城主塩谷氏に属した鳩ヶ森城主山本氏の属城である。川崎城の北方防衛の城砦群の一つであったと推測される。城主としては、鈴木右京介、或いは伊佐野右京介の名が伝わるという。
伊佐野城は、比高20m程の丘陵突端に築かれた城である。三角形の主郭とその北から東にかけて築かれた一段低い二ノ郭から成る小城砦で、背後には円弧状に堀切が穿たれている。この堀切に沿って主郭背後には土塁が築かれ、この土塁は竪土塁となって北側の二ノ郭背後まで伸びている。また主郭の北辺にも、背後の土塁からT字に分岐する形で低土塁が築かれている。単純な構造であるが、土塁や堀切が明瞭に残っている。鳩ヶ峰城の南方を監視する物見を主任務とする城だったのだろう。
尚、伊佐野城の東麓にある民家は、石垣の上に狭間の付いた白壁で囲まれており、まるで城郭のような作りである。城主の末裔であるのかもしれない。
お城評価(満点=五つ星):☆☆
場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/36.857030/139.907531/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
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