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白須賀元館(山形県大蔵村) [古城めぐり(山形)]

IMG_4274.JPG←神社裏に残る堀切
 白須賀元館は、最上氏の庶流清水氏の初期の居館である。1476年、山形城主最上義春は北方の押えと最上川の水運掌握の為に、この地に一族で成沢城主成沢兼義の子・孫次郎満久を配し、満久はこの地に居館を構えた。しかし2年後の1478年、風光明媚で要害険阻な比良台に新たに清水城を築いて居城を移したと言う。この為、初めて入部したこの地は「元館」または「古館」と呼ばれるようになった。

 白須賀元館は、清水城の東方1km程の位置にある。比高10m程の舌状台地の先端部にあるが、現在は館跡に大蔵村保育所や八幡神社が建てられている。従って館域のほとんどは改変を受けていて、平場が広がる以外の明確な遺構に乏しいが、しかし八幡神社の裏には立派な土塁と堀切が半分以上残っており、往時の姿を留めている。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/38.697334/140.236648/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f0


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