SSブログ

筑前原の塁(山梨県笛吹市) [古城めぐり(山梨)]

DSCN5501.JPG←わずかに残る土塁
(2021年2月訪城)
 筑前原の塁は、歴史不詳の遺構である。伝承では堀田筑前という武士の居宅跡とも言われるが、定かではない。城郭遺構であるかどうかも不明で、近くには甲斐国分寺・国分尼寺があり、古代甲斐国の政治・文化の中心地であったことから、古代の官邸跡との見方や古代の軍団駐屯地の跡との見方もある。

 筑前原の塁は、一宮西小学校の南に遺構の一部が残っている。往時は東西約140m、南北約90mの範囲に縦横に土塁が残っていたというが、現在はわずかな範囲に二重土塁が残存しているに過ぎない。残っている土塁も未整備の竹薮になっているので、全体形状はよくわからない。謎の多い遺構である。

 お城評価(満点=五つ星):☆☆
 場所:https://maps.gsi.go.jp/#16/35.647035/138.680645/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


甲斐の山城と館〈下〉東部・南部編―縄張図・断面図・鳥瞰図で見る

甲斐の山城と館〈下〉東部・南部編―縄張図・断面図・鳥瞰図で見る

  • 作者: 宮坂 武男
  • 出版社/メーカー: 戎光祥出版
  • 発売日: 2014/07/01
  • メディア: 単行本


タグ:塁跡
nice!(5)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント